瀧内公美 神尾楓珠

市川知宏 SUMIRE 神戸浩 松浦祐也 仁科貴

ふせえり 田中要次

2021.4.2 (Fri) 新宿武蔵野館、池袋HUMAXシネマズ、渋谷シネクイントが 全国ロードショー

INTRODUCTION

TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM準グランプリ作品 名監督の秘蔵っ子・加藤卓哉が満を持しての監督デビュー

現代社会が持つ二面性の間で生々しくさらされる情愛
SNS全盛の今、「本当の自分」を問う究極の人間ドラマが誕生

木村大作、降旗康男、原田眞人、成島出ら日本を代表する数々の名監督の下で厚い信頼とともに助監督を務めてきた加藤卓哉がTSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2015で準グランプリを受賞した本作でついに監督デビュー。その題材は、今の社会や時代が持つ二面性を象徴する“SNSの裏アカウント”。裏アカウントを通して出会う男女の姿から、現代に生きる者が抱える葛藤や欲望、そして性への衝動を赤裸々に描き出し、観る者の心に突き刺さるセンセーショナルな人間ドラマへと昇華させた。脚本を手掛けたのは『そこのみにて光輝く』(14)でキネマ旬報ベストテン脚本賞、ヨコハマ映画祭脚本賞を受賞した高田亮。音楽は一世を風靡した三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの「R.Y.U.S.E.I.」を手掛けたMaozonが担当した。

心の奥に潜む欲望を体現した注目の俳優陣

主演は、映画『火口のふたり』で第93回キネマ旬報の主演女優賞受賞、第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞などその確かな演技力で今注目を集めている実力派女優・瀧内公美。思い描いていたものとは違う毎日に行き場のない気持ちを抱え、ふとしたきっかけでSNSの裏アカウントにハマっていく女性をリアルに演じている。相手役の年下の男には話題のドラマ「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」などへの出演をきっかけにブレイク中の若手俳優・神尾楓珠。表の顔と裏の顔を巧みに使い分けながらも、心に深い闇を抱えて生きる複雑な青年を繊細に演じ切った。そのほか、真知子が働くアパレルショップのバイヤー 佐伯崇役に市川知宏、年下のカリスマ店員 新堂さやか役にSUMIRE、社長の北村圭吾役は名バイプレイヤーの田中要次が務め、真知子が訪れる大衆食堂「ふじ食堂」のシーンでは、神戸浩、松浦祐也、仁科貴、ふせえりといった個性豊かな俳優陣が揃って出演している。

「本当の自分」とは? SNS時代を生きる誰もが経験しうる物語

SNS上であれば自分以外の誰かになることもできる時代に、私たちはどう自分自身を見つめ、自分を保って生きるべきなのか。誰もが孤独や満たされぬ思いを抱えて生きる今、主人公・真知子の身に起きた出来事は決して他人事ではない。裏アカウントの沼にはまり込み、自分を見失った真知子がどこへ向かっていくのか。その姿は、きっと観る者の心をざわつかせる。